賃貸戸建による土地活用のポイント
賃貸アパートやマンションのように住居系土地活用の一環として、今後は土地活用の場面でも色々と出てきそうな内容だと思います。
私自身は、土地活用のメニュー・検討段階においては、賃貸戸建の活用を必ず検討すべきだと考えています。
では、なぜ賃貸戸建による土地活用が有効なのでしょうか?
私が考える理由は、いくつかあります。
@成熟した賃貸市場においては、賃貸アパート等と差別化が図れる。
A賃貸専用の戸建住戸は、まだまだ供給数が少なく、賃貸市場における競争力を維持できる。
B建築コストが賃貸アパートや賃貸マンションに比べると非常に少ない。
C投資コストが低いため、投資の回収期間も短く、賃貸アパートやマンションと比べると安全性が高い。
D相続対策は節税だけでなく、敷地分割等が可能なため、遺産分割対策にもなる。
E賃貸市場には、4人の家族が標準的に入居できるような物件数が極端に少なく、長期わたる契約期待できるにもかかわらず、受け皿がなかった。
私自身が受けた土地活用相談においては、非常にメリットがあると考える賃貸戸建による土地活用であるが、これがいまいちはやらない理由を考えてみました。
賃貸戸建がはやらない最大の理由は・・・
@ハウスメーカー等の建築する側が得意でないため(ハウスメーカーが得意とする分野からは外れていると思われる。)宣伝がいきわたらない。
A建築施工側の問題
B建築コストと賃料収入のバランスが合わないような提案を受けている。
土地活用は、誰に相談するかによって、入り口で土地活用の内容が絞り込まれてしまいます。
土地所有者に合った、土地活用があるはずです。
様々なアイディアによる土地活用の相談を行っています。
賃貸戸建の土地活用ポイント
そもそも、賃貸戸建はどのようなケースで土地活用するものでしょうか?
私が賃貸戸建を勧めるケースは・・・
立地と土地面積・形状等の条件が整った場合
相続人等が複数いるが一棟の建物で共有名義にしたくない場合
敷地形状が分割可能
どの敷地も道路に接道している
容積率があまり高くなく、階数も確保できない場合
最寄駅から距離があり賃貸アパートでは不安なケース
これらの場合には、賃貸戸建も土地活用の方法として検討すべきだと考えます。
但し、戸建を建てればよいと言うのではなく、ちょっとの差別化が大切だと思います。
賃貸戸建による土地活用のメリット
賃貸戸建による土地活用の最大にメリットは、アパート等と比較して、何かあったら一軒ずつの売却が可能である点だと考えます。
投資金額が賃貸アパートマンション等に比較して低いことはもちろんですが、資金需要に応じて売却ができれば、あらゆるリスクを回避することが可能となります。
また、戸建住宅地域であれば、賃料さえ周辺相場並みであれば、空室率も低く抑えることができるでしょうし、また、一度入居されると、戸建賃貸の場合は契約期間が長期に及ぶ場合が多く、安定した賃貸経営が可能であると考えます。
もっと、多岐にわたるメリットがあります。
また、相続時等の問題によっては、賃貸戸建以外の対応ができない場合も考えられます。
賃貸戸建による土地活用のデメリット見出し
賃貸戸建住宅による土地活用のデメリットは何でしょうか?
本来持っている土地のポテンシャルを十分に発揮できない場合があるということでしょうか?
例えば、活用しようとする土地の容積率が高い場合、その容積率にあった賃貸建物を建築する方が効率的である場合もあります。
但し、賃料や周辺競合物件、投資金額とリターンなど、考慮すべき点は多数あります。
それぞれの土地活用には一長一短あります。
自分自身の考え、ライフプランにあった土地活用を選択できるよう考えて相談を行っております。
土地活用・遊休不動産・空家・未利用不動産の活用について
所有者・オーナーの立場を踏まえた活用提案とプロとしての着眼点で、より多くの選択肢と提案を心掛けております。
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